いろは歌

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ ゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす

色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず

花は鮮やかだが散ってしまう この世で誰が一定不変であろうか 因と縁によって生じる有為の世を今日越えて はかない夢など見ない 酔っているわけでもないのに